ビジュアルデザイン科卒業生が『MERRY PROJECT』に参加しています!
2008/12/9

先月、朝日新聞別刷『beフロントランナー』にてアートディレクター水谷孝次さんが手掛けている『MERRY PROJECT』が紹介されました。
本校1Fにも2005年『愛・地球博』の際に世界中から集まり、使用済みとなった段ボールを再利用して作られたビジュアルブックが展示されているので、記事を読んでピンときた方も多いと思います。
写真中央でデジカメを手にしている方が水谷孝次さん、その左隣、両手で写真パネルを掲げているのが卒業生の柄本綾子さんです。
本校卒業生が著名なトップクリエーターのもとで頑張っているので、改めて紹介したいと思います。
『MERRY PROJECT』とは、
人々の笑顔とメッセージを通して世界に『MERRY』の輪を広げていくアートプロジェクトです。
『あなたにとってMERRY(楽しいこと、幸せなとき、夢など)とは何ですか?』というシンプルで正解のない質問を世界中の人々に投げかけ、その笑顔とメッセージを集め続けています。9年間で世界23カ国を回って集めた約3万人の笑顔とメッセージのコレクションを、ポスター展示、映像インスタレーション、ビジュアルブックやフリーペーパーの出版など様々な形でアート活動に展開、世界各地で笑顔の輪を広げています。
(MERRY PROJECT HPより一部抜粋)
↓詳しくは、こちらのHPを是非ご覧ください。
http://www.merryproject.com/
2006年、2008年にはグッドデザイン賞も受賞しています。
北京オリンピックの開会式にも『MERRY』の写真が1644枚も使われ、子どもたちの笑顔の傘が開きました。北京オリンピック組織委員会が世界中の子どもの笑顔の写真を募集していると、水谷さんにナイスな報告したのが柄本さんでした。なんとしてでも北京オリンピックに参加しなくてはと思い、オリンピック委員会と連絡を取って、2007年12月水谷さんは1人で北京へ。水谷さんは開会式を演出した張芸謀(チャンイーモウ)総監督と笑顔について熱く話し合いました。様々な問題がありながらも、イーモウさんは「僕はこの笑顔が好きだ、だからこの笑顔を使いたい」と言ってくれて『MERRY PROJECT』の取り組みを高く評価してくれたそうです。
また、『この笑顔が動いたら?』『この笑顔がしゃべったら?』そんな発想からCDとDVDも作られています。
目が不自由な方への配慮として、そのパッケージは点字で表記されています。
個人的ですが、私も在庫があるうちに購入したいと思っています。
こんなに素敵なプロジェクトに卒業生が関わっていてくれることが、とても嬉しく思います。
興味のある方は、是非、1Fに展示しているビジュアルブックを手にしてください。きっと癒されると思います。
■卒業生
2005年度ビジュアルデザイン科卒業 柄本綾子さん