グラフィックデザイン科の突撃!授業見学
2015/10/28
グラフィックデザイン科2年生の授業を見学。
今日はグラフィックデザイン科 主任講師 村中凱先生の授業です。
「デザイン発想」という授業がここ804教室で行われています。
「デザイン発想?」どんな授業が行われているのか…。
グラフィックデザインはビジュアルの表現方法を学ぶものと考えている方も多いと思います。
「絵を描くのが得意な人が向いている」と一般的には思われているのが現状と思います。
しかし実際に求人企業や卒業生に聞いてみると…そうでもなく。
「発想力」「アイデア」が重要と言われる方々が多いのです。
プロのデザイナーの発想力ぜひこちらのサイトをご覧下さい。
http://creive.me/archives/5572/
さすがですね。面白いアイデア、なるほど!といいうデザインばかりです。
しかし「発想力」や「アイデア」は苦手~と考えている学生も少なくないようです。
アイデアや発想力は鍛えていくものだと…考えています。最初からセンスのある方なんていないと思います。
日本デザイナー学院のグラフィックデザイン科では発想力を養う授業があります。
教室に入ると…今日の授業で使用する先生のレジュメがありました。
前回の資料も掲示してあります。事細かく、アイデアの出し方のヒントが記載してあります。
村中先生が学生たちにレジュメを使用して解説をしています。
「デザイン発想」の授業では、毎週お題となる商品を学生たちが決めて、
どのようなデザインが出せるか各自が1週間で考えてくるようです。
仮に凄いセンスの持ち主がいたとしても「型」を学ばなければ、いつか限界がくる。
10年後、20年後クリエイティブ業界で活躍できない。そう考えての授業です。
まずは、商品の分析を4つのカテゴリーにあてはめて考えていきます。
1.メリット・デメリット、2・役割・ポジション、3・イメージ・4・本質
そこから、問題点の原因は何か?を考えていきます。
そしてヒトの興味を示す5つのパターンを一つ一つ考えていきます。
1.役に立つ情報の提供から考えてみる。
2.役には立たないが、知らなかったことについて提供できているか考えてみる。
3.タイムリーな話題やマニアックな話題で考えてみる。
4.共感できる事を考えてみる。
5.独自の視点から物事や現像を切りとった鋭い切り口でアプローチ。を考えてみる。
そして、最後に5つの興味からビジュアルを考えていきます。
このトレーニングを繰り返し、繰り返し行うことでデザイナーに必要な発想方法を身につけていきます。
デザイナーは、ただ単にビジュアルをつくる仕事ではないことがこの授業を通じてもよくわかりました。
「考えること」
学生たちは今日もデザイナーにとって重要な学びを深めています。