【アイデアとは?】アートディレクター・アーティストのえぐちりか先生にご登壇頂きました。
2019/7/11
専門学校日本デザイナー学院のグラフィックデザイン科では「グラフィック概論」という授業があります。
毎回、様々な現場でデザインに関わっていらっしゃる方をゲストとしてお招きし
「デザインって何だろう?」を考えたり、「デザイナーって面白い」を体感したりできる授業です。
今回のゲスト講師は、えぐちりか先生。
アートディレクターとして働く傍ら、アーティストとして国内外で作品を発表されています。
講義の冒頭では、今まで先生が手がけてきた作品をご紹介いただきました。
アートディレクターとは、広告の企画から仕上がりまでをディレクションするお仕事。
えぐち先生は手がけるものも幅広く、展示やグッズ、CM、空間、コピーライティングまで
これまで様々なものを生み出してこられました。
えぐち先生の作品がもっと見たい!という方は、先生の公式HPをご覧下さい。
アイデアってなに?
えぐち先生の作品には、斬新なアイデアがたくさん。
たとえば、女優さんのグラビア本の表紙では、あえて顔を映さず首から下のカットを採用したのだとか。
「まずグラビア本のお仕事が未経験でしたから、世の中にはどんなグラビア本があるのかを探してみたんです。
そしたら、バストアップで笑顔のものが主流なんだと分かりました。
茶目っ気があって、なおかつ名前を聞いただけで顔が思い浮かぶ女優さんだから
今回このような表紙のデザインにしました」
「目立つアイデアとは、既存の枠を取っ払い”何でもありだ!”という気持ちでつくるもの」
でも、自己満足にならないように気をつけることも大切だそうです。
バランスを取るのが難しいですね。
先生も初めからできた訳ではなくて、アートディレクターになって3年間は
自分がつくった企画が採用されず落ち込む時期もあったそう。
それでも、社内のお知らせなど、どんな小さなお仕事でも頑張って仕上げて
「面白いものをつくる人だ」と思ってもらえるように努力を積み重ねてこられました。
デザイン業界を目指し、日々勉強する学生たち。
先生の話を真剣に聞きながら、自分たちの将来の姿や将来の仕事を想像しているのでしょうか。
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専門学校日本デザイナー学院では、2年制のグラフィックデザイン科に加え
2020年4月より3年制の総合デザイン科が新設されます!
広告、書籍、雑誌デザインから、映像、企画、Webデザインまで
総合的に視覚伝達デザインを学べる3年間。
幅広く学びながらも、3つの専攻から自分のやりたいことを選べます。
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