小山奈実
デザイナー。2024年3月夜間部イラストレーション科を卒業
株式会社アスコットのデザイナーとして、主に西松屋(子ども用品店)の商品、こども用の帽子やバッグなどを手掛けています。最近だと、レッスンバッグやプールバッグをデザインしました。
株式会社 アスコット
変化のスピードがさらに増すファッション業界において繊維の専門商社として、企画から生産管理、納品まで一連のプロセスをトータルで提案。時代とともに変化するお客様の価値観やニーズを理解し、笑顔が生まれる商品を提供している。

デザイン案が通らない事はありますね。選んでもらえるように説得力を持って提案していく事を心がけています。参考になるサンプルを購入して持参し、実際にバイヤーさんにお見せしながら商談するなどの工夫をしています。
実際の売り場を見に行き、流行りの商品や売れ筋の商品を調査するマーケットリサーチ(MR)も定期的に行い、デザインを考えるヒントとして役立てています。
最近のマーケットリサーチでは、アパレルショップで見つけたコンパクトミラーが商品作成のヒントになりました。キラキラした液体のビーズが入っているモチーフが可愛いなと思い、帽子にチャームとしてつけるデザインを考えたりしました。日頃から流行っているものは気をつけて見るようにしています。

入社するにあたり、不安はありました。服飾の専門学校もあるくらいなので、服飾雑貨に関しても専門的で複雑な知識が要るのではないかと心配でしたが、長谷川さんが仰っていたように先輩の方が丁寧に教えてくださいますし、グラフィックなど学校で学んでいた内容と共通するところもあり、やっていくうちにだんだんコツを掴んでいく事ができました。
絵を描くようになったのは、コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたことがきっかけでした。その中で進路を考えた時に、イラスト関係の仕事に就きたいと思うようになり、日本デザイナー学院に通い始めました。山口真理子先生の授業が特に印象に残ってます。
イラスト関係やデザイン系で就職するのが目標だったので、就活は人一倍頑張ったと思います。特にポートフォリオの作成には結構力を入れてましたね。
本格的に企業にエントリーし始めたのは、2年生の5月からでした。ポートフォリオを作り始めたのは1年生の冬です。ポートフォリオを作るのって時間かかりますし、いろんな方に見てもらって、ブラッシュアップする時間も必要なので早め早めに作成しておくことをオススメします。
ポートフォリオは志望業界に縛らずイラスト関係の仕事をまんべんなく応募できるような感じで作成していました。日本デザイナー学院の学校案内パンフレットの内定者一覧ページも見たりして、興味のあるジャンルの内定先を全部書き出してひとつひとつ調べていきました。その中で弊社の会社説明会があるのを知って、2年生の10月に会社説明会に参加しました。
専門学校に通って授業を受けていると、少なからず、この先どういうふうにお仕事に繋げていこうかなと不安になることもあると思います。でも、急いでぱっと決められるものではないですし、いろんなことに触れていくうちにだんだん自分にあったやり方、働き方が見えてくると思うので、今は焦らずに視野を広くもって過ごしてほしいです。
好きなことを楽しく続けられることが一番大切だと思うので、自信をもって好きなことに挑戦していってほしいです。応援しています!