今回は国内外企業のショールームやイベントなど、幅広く空間デザインを手掛けている『爆団』に所属するデザイナーで卒業生の張 富凱さんにお越し頂き、講義を実施しました。

最初は、張先生が手掛けられたお仕事についてお話し頂きました。
張先生はNHK新札幌放送会館や関ジャニ∞１０周年のステージなどのコンペやバーチャル空間のデザインなど、幅広いお仕事に携わっています。
特に印象的だったのは、福岡にある『BOSS E・ZO FUKUOKA』のVRエリアのデザインです。
最先端の空間をより楽しんでもらうための空間演出や、細かく計算されたフロア面積とデザインのバランスなど、プロジェクト完成までの道筋を詳しく解説して頂きました。

授業の後半では、学生時代についてお話し頂きました。
張先生はやりたいことがたくさんあったので、学生時代朝から閉館時間まで学校で勉強していたとのこと。それでも、２年間で全てやることはできなかったそうで、もっと学ぶことができればと後悔することもあるそうです。
そんな学生時代を経て、デザイナーとして社会に出た今、感じていることを教えて頂きました。
「デザインには『まとめる力』と『伝える力』が大事。この２つを意識して課題を進めていけば、仕事にも役に立ちます。スキルなどは入社してからもさらに身につける機会がたくさんあります。」
「最初は部分的な仕事が多くて苦痛に感じることはあるけど、その時間は大切にして欲しい。その時間が成長に繋がります。」
など、先生の経験をもとに、学生に多くのことを伝えて頂きました。

授業の最後にはフリートークの時間を設け、学生から色々な質問や感想が飛びかいました。
社会人として覚えておいた方が良いことは何か？
センスが無いと言われた時はどうすれば良い？
など、様々な質問が出てきましたが、一つ一つ丁寧に答えて頂きました。

終わった後も、話を聞きに行く学生もいて、とても有意義な時間になりました。

張先生、ありがとうございました。