【学内情報】新学期、通常授業スタートしました!
2026/4/21
新学期のガイダンス期間が終わり、2026年度の通常授業がスタート。
授業内容のイントロダクションを行い、1年間の授業の基礎固めをしていた教室もあれば、ゲーム感覚で楽しめる学習プログラムを交えてわきあいあいと盛り上がっていた教室もありました。
新学期の始まりということで、積極的にメモをとったり質問をしたりと、心機一転、いっそう気合を入れ直して授業に向き合っている学生たちの姿も多く見られました。
新1年生の授業紹介
「デザイン基礎Ⅰ」駒崎浩代先生

初回授業では1年間のカリキュラムを見ながら、これから学んでいく授業内容の解説や、それにまつわるデザイン知識の講義が行われました。
今回のテーマは、デザインの基本要素のひとつである「色」。色彩の性質や歴史にまつわる興味深い知識や、「配色」という概念についての入門的なお話がありました。
たとえば江戸時代には、「庶民は派手な色の服を着てはいけない」と定められていた歴史があったそうです(奢侈禁止令)。そのため庶民たちは、「ネズミ色(グレー)」や「茶色」という限られた色の中にさまざまなバリエーションを発明し、縛りの多い封建時代の中で少しでもファッションを楽しもうと知恵を絞っていました。

この江戸の庶民たちが生み出した ”多様なバリエーションの地味な色” を「四十八茶百鼠」と言います(48種類の茶色と100種類のネズミ色)。
また遠目に見ると無地だけど、近くで見ると細かな絵柄が入っている「江戸小紋」というデザインも、こうした封建制の縛りの中で生まれた文化です。
デザインは、さまざまな時代背景や、その中で少しでも心豊かに暮らしていこうとする人々の創意工夫によって発展してきました。あらためてデザインという世界の奥行き、奥深さを感じさせられた授業でした。
「表現基礎Ⅱ」木村文敏先生

デザイナーに必要な「視覚」の知識を講義しつつ、視覚感覚を体感&涵養するゲームにもクラスみんなで挑戦。
A4用紙の「正確な中心」に点を打つ。
ルールはたったそれだけですが、意外と難しいこのゲーム。ドンピシャで点を打てた人はなんと「0人」という結果に。
それもそのはずで、人間の視覚には、本当の中心よりも「少し上」を心地よいと感じる性質があるためです。

つまり、「物理的な中心」と「視覚的な中心」は必ずしも一致しないということ。物理的な中心にデザインを配置しても、かえって人間の目には下にズレているように見え、心地よくない場合があるのです(視覚調整)。
こうした視覚の性質を知識として知っておくとともに、身体レベルで身につけておくことで、不要な違和感を与えない「美しいデザイン」づくりの基盤が養われます。
新入生のクラスが打ち解けるレクも兼ねて、楽しく有意義な授業になりました。
新年度に入り、心機一転。1年間頑張りましょう!