【祝】学生のデザインが世界へ! 2年生・三塚さんのイラストがモンゴルのアイスに採用。
2026/10/8
専門学校日本デザイナー学院(NDS)の「未来創生プログラム」から、学生のデザインが海を越えて実際の商品になるプロジェクトが生まれました。
モンゴルのアイスクリームメーカー「ICEMARK LLC」と連携した、アイスブランド「LALA」のキャラクターデザインコンペティション。東京校・九州校から計185作品が集まるなか、最優秀賞に選ばれたのは、総合イラストレーション科2年の三塚 真結子(みつづか・まゆこ)さんです。
三塚さんが手がけた3人組のキャラクターは実際の商品に採用され、モンゴルのアニメイベント「ANIMO2026」で大々的にお披露目されました。今回は三塚さんに、キャラクターに込めたアイデアや制作時の苦労、モンゴルで感じたことを聞きました。

海外企業との本格的な商品開発に挑戦
今回の取り組みは、学生が企業の実際の課題に向き合う「未来創生プログラム」の一環として実施されました。テーマは、LALAのアイスクリームに登場するキャラクターとパッケージのデザイン。現地による審査を経て、三塚さんの作品が最優秀賞に選ばれました。
制作の対象となったフレーバーは、ガム、イチゴ、オレンジの3種類。それぞれの味を一目でイメージでき、なおかつ3人で一つの世界観をつくるキャラクターが求められました。
2026年9月には、モンゴル・ウランバートルで開催された「ANIMO2026」のステージで商品とキャラクターが発表され、三塚さんも現地に招待されました。

「自分にぴったりの課題だと思って、ワクワクしました」
――最初にこの課題を聞いたとき、どう思いましたか?
「普段から食べ物をテーマに絵を描くのが好きだったので、自分に合った課題が来たなと思って、すごくワクワクしました」
好きなモチーフである「食べ物」が、海外のアイスクリームブランドの仕事へとつながった今回のプロジェクト。三塚さんは、味そのものの印象をキャラクターの個性に落とし込むことから考え始めました。

ガム・イチゴ・オレンジ。味の印象を3人の個性に
――キャラクターをデザインするとき、特に意識したことは何ですか?
「キャラクターを見たときに、それぞれどの味なのか、ちゃんと連想できるようにしたかったんです。イチゴは王道だからちょっと強気な感じに、オレンジはみずみずしくフレッシュで、明るくはしゃいでいる感じの子にしました」
「ガム味だけは食べたことがなかったので、今まで日本で食べたガムのイメージも思い浮かべながら考えました。一目見て味が分かるように意識しました」
ただかわいいキャラクターを描くだけではなく、商品の特徴をどう視覚的に伝えるか。実際の商品づくりだからこそ、味とデザインの関係が重要になりました。
買う人も一緒に楽しめる「仲良し3人組」
――3人の関係性や世界観にも、こだわりがあるのでしょうか?
「若い人がターゲットで、キャラクターも学生という設定だったので、仲良しの3人組が一緒に楽しんでいる感じにしました。買ってくれた方にも、その輪に入って一緒に楽しんでもらえたら、という気持ちで描きました」

原宿系「デコラ」の世界観を、細部まで詰め込んで
――制作中に難しかったところはありますか?
「原宿系の『デコラ』みたいな、いろいろなモチーフを散りばめるデザインにしたので、その配置がすごく難しかったです。試行錯誤しながら入れていきました」
色や小物、装飾をたくさん使うデザインだからこそ、どこに何を置くかで印象は大きく変わります。にぎやかさとキャラクターとしての見やすさ、その両方を考えながら形にしていきました。
モンゴルで実感した、自分の絵が持つ影響力
――自分のキャラクターが海外で使われている様子を見て、どう感じましたか?
「イベントの様子を見せてもらったんですけど、いろいろな人がキャラクターと一緒に写真を撮っていて。こんなに影響力があるとは思っていなかったので、びっくりしました」
「自分の絵がこんなに使われている場面を見たことがなかったので、すごくうれしかったです」
画面の中で描いていた自分のキャラクターが、遠く離れた国で人々に親しまれる存在に。多くの来場者が集まるイベントでの発表は、作品が社会に届く瞬間を実感する機会となりました。

現地企業からの温かい言葉。そして、ゴビ砂漠の星空
――現地の企業の方との交流で、印象に残っていることはありますか?
「会社の方と実際にお会いしたら、すごく歓迎してくださって。『これで盛り上げていきます』というような、前向きなお話をにこやかにしてくださったのがうれしかったです。これからもっと盛り上がってくれたらいいなと思います」
――モンゴル滞在中、ほかに忘れられない体験はありましたか?
「ゴビ砂漠で一泊、キャンプのようなところに泊まらせてもらいました。もともと星が好きで、星空を見たいと思っていたんです。ちょうど新月で月がなくて、本当に一面が星空みたいで。すごくきれいで、印象に残っています」
商品を通じた企業との交流だけでなく、日本ではなかなか出会えない自然にも触れたモンゴル滞在。三塚さんにとって、創作の世界を外へ広げる体験になったようです。

学生のアイデアが、世界で実際の商品になる
「好きなものを描く」ことから出発し、消費者や商品の特徴を考えながらキャラクターを完成させた三塚さん。作品は学内コンペティションを経て実際の商品に採用され、海外のイベントで多くの人々に届けられました。
専門学校日本デザイナー学院では、これからも「未来創生プログラム」などを通じて、学生が企業や社会とつながり、実践の中で創造力を発揮できる機会をつくっていきます。
三塚さん、このたびはおめでとうございます!
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