イラストレーターのケッソクヒデキさんをお招きして、特別講義を開催しました。
聞き手は、本校講師の菅沼比呂志先生です。
講義の前半では日本のイラストレーション史について、作品の紹介を踏まえながら教えて頂きました。
「イラストレーションは図版である」というお話から始まり、現在までどのような変化を辿ってきたのか?
日本のイラストレーションはいつから普及してきたのか?
アートとの違いは何なのか?
時代の変化によって、どんな影響がでてきたのか?
色々なことを考えるきっかけになるお話でした!
「先人たちの作品知ることで、新しい発想を貰い、自分のもっていない要素を取り込むことはとても大切です。」というお話は、今後の作品制作のヒントを得るきっかけになったのではないでしょうか。
後半では、ケッソク先生が手掛けた作品をご紹介頂きながら、お仕事の流れを教えて頂きました。
作品1つ1つに色々なエピソードがあり、仕事は大変ですとお話しつつも、楽しそうに当時の出来事を語っているケッソク先生のお顔が、イラストレーターというお仕事のやりがいの大きさを物語っているような気がしました。
イラストレーターがデザインを学ぶ意味、これから生き抜くデザイナーとはどんな人物なのか、というお話もして頂き、実りある時間となりました。
授業の最後には、学生たちに熱いメッセージを頂戴しました。
「周りの人が上手くて、センスがあるように感じる時もあるけど、本気でやっている人や、途中であきらめない人が生き残る。」
「止めてしまったらそこで終わるので、諦めないで本気で取り組むことが重要。」
「本気というのは、他の人のこと気にせず、これだけは負けたくないという気持ちです。諦めなければ、何とかなります!」
これからも学生たちには、強い気持ちを持って、諦めずに作品制作を続けてもらえたらと思います。
ケッソク先生、菅沼先生、本日は貴重なお話をありがとうございました。