作品テーマは『“時”を自由に表現する』今回は、各賞の受賞作品を紹介いたします。
まずは、本アワードの審査員を務めていただきました先生方をご紹介させていただきます。
居山 浩二 先生
アートディレクター/グラフィックデザイナー
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。
日本デザインセンターを経てiyamadesign inc.設立。
トータルなディレクションを通じたブランディングを中心に、幅広くデザインを展開している。D&AD最高賞、カンヌライオンズ金賞、SPIKES ASIA グランプリ、ONESHOW金賞、CLIO金賞、NYADC金賞、DESIGN TOKYO大賞グランプリ、日本文具大賞グランプリなど国内外で受賞多数。
HP:http://iyamadesign.jp/works/
しりあがり寿 先生
漫画家
多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業後キリンビール株式会社に入社し、パッケージデザイン、広告宣伝等を担当。
単行本『エレキな春』で漫画家としてデビュー。パロディーを中心にした新しいタイプのギャグマンガ家として注目を浴び、独立後は、幻想的あるいは文学的な作品など次々に発表、新聞の風刺4コママンガから長編ストーリーマンガ、アンダーグラウンドマンガなど様々なジャンルで独自な活動を続ける一方、近年では映像、アートなどマンガ以外の多方面に創作の幅を広げている。
HP:http://www.saruhage.com/
受賞作品の紹介です。
先生方からの審査員コメントと併せてご覧ください。
⭐︎居山 浩二 賞
タイトル『夜遊び』
【作者コメント】
今回私は夜の公園をテーマに撮影しました。子供の頃、よく公園で遊んでいましたが暗くなり始めると帰らなければいけませんでした。ですが改めて夜の公園に来ると子供の頃とは違う視点で公園を撮影が出来ました。子供の頃から成長した今だからこそ取れる写真という事で時を表現出来るのではないかと思い、夜の公園をテーマに3点応募しました。
【審査員コメント】
積層する時間だったり、時の流れをテーマとした作品が多い中、狭い時間軸の世界を提示したアプローチと見慣れたはずの公園の夜景の大胆な切り取り方が新鮮でした。これからもがんばってください!!
⭐︎しりあがり寿 賞
タイトル『青春の時』
【作者コメント】
体育祭をイメージした、青春の一瞬を切り取ったような作品にしました。みんなで全力になって気持ちを分かち合えた、中学の頃の体育祭を思い出しながら書きました。爽やかな印象になるように影などに青を多く使いました。
【審査員コメント】
時=一瞬=運動会。楽しかった「時」がありありと人物の気持ち、その時の温度や湿度、まわりの歓声まで伝わってきます。オレもかけっこで3位になったことを思い出しました!
居山先生、しりあがり寿先生
審査にご協力いただきありがとうございました。
掲載した審査員コメントは、実際に先生方より直筆のメッセージカードとしてお預かりしております。
先生に書いていただいたメッセージカードは学生にとって貴重な財産になるかと思います!
次回も時期続き、各賞の受賞作品をご紹介します。
お楽しみに!