アートディレクターの居山浩二先生をお招きして、特別講義を実施しました。聞き手は菅沼比呂志先生です。広告から空間デザインと幅広い領域で活躍されている居山先生からお仕事を例にデザイナーの働き方を説いてくれました。

居山先生がデザインをした「ハンドメイドグラスの#Sghrさん」の松屋銀座ウィンドウディスプレイは本日から展示が開始されるとのことで学校終わりに見に行く学生もいました。

また『JAGDA』のポスターに関するお話は、今最終制作に取り掛かっている学生にとって、いい刺激になっていました。

授業の後半では、マスキングテープ『mt』について、お話し頂きました。日常での使用や展示会に留まらず、学校や路面電車などにも装飾を施し、街を巻き込んで盛り上げるためのアプローチは、とても勉強になりました。

マスキングテープというシンプルで身近なものにここまで付加価値を与えて、マスキングテープの自由性をダイナミックに伝えている事に学生も胸を打たれた様子でした。

授業の最後には居山先生が影響をうけたデザイナーや学生時代にやっていたことを紹介してくださいました。

学生時代は本をたくさん読んでいたようで、そこから膨大な知識や経験を得たそうです。

「デザインの仕事とは色や形をコントロールするだけでなく、飽きないようにする仕組みを創ることが大切。」と学生も将来を見つめなおす有意義な時間となりました。

居山先生、菅沼先生、ありがとうございました。