大日本タイポ組合の秀親さんと塚田哲也さんをお招きして、特別講義を開催しました。聞き手は菅沼比呂志先生です。

大日本タイポ組合のお二人は、日本語やアルファベットなどの文字を解体し、組合せ、再構築することで、新しい文字の概念を探る活動をしています。「テーマに対して、文字で解決する。」を大切にして、常に文字のことを考えているそうです。

授業では実際にカタカナの「ポール」と漢字の「杭」を組み合わせた文字を教えてくださいました。学生も一緒に手を動かしながら、何が出来上がっていくのかを楽しみながら学びました。

また街中でカタカナに見えるオブジェクトを探していろは歌を制作するお話が大変興味深く、学生もよりデザインに注目をしながら街を歩いたり、写真を撮ることを心がけようと思ったそうです。

また手掛けた作品として『もじかけえほん　かな』をご紹介いただきました。文字とイラストとの親和性や膨大な数の乱数表から、似ている文字と二文字で完成するという考え抜かれた絵本と感じました。

お二人とも気さくな方で和やかな雰囲気の中、学生たちも文字を楽しむという新鮮な体験ができて大変有意義な時間を過ごせました。大日本タイポ組合　秀親さん、哲也さん、菅沼比呂志先生、本日はありがとうございました！