クリエイティブディレクター、アートディレクターである下川大助さんをお招きして、特別講義を実施しました。
聞き手は菅沼比呂志先生です。
下川先生は、サイバーエージェントのブランディングでグッドデザイン賞を受賞されるなど、数多くの実績を残されています。
また、50名以上の応募の中から、北九州市のクリエイティブディレクターに選ばれました。
北九州市でのプレゼンが控えていたため、講義の後には現地へ向かわれるなど、多忙な合間を縫って、お越し頂きました。
「デザインって面白い!デザイナーの可能性!」をテーマに、授業の前半では、下川先生が今まで携わったお仕事を紹介して頂きました。
企業の特色、社会のトレンドやニーズ、実用性など、あらゆる面を分析し、クリエイティブの力で問題を解決してきたお話は、とても興味深く、参考になりましたという声が多く届いていました。
フリーランスと企業で働く違いや、実態にも学生は興味を持ったようで、自身のキャリアプランを考えるきっかけとなったようです。
北九州市のブランディングについても、詳しくお話しして頂きました。
「東京だと埋もれてしまう可能性でも、地方だと大きく広がる可能性がある。」
「問題を解決する取り組みが大切。点では良い所がたくさんある。」
デザイナーが携わることで、どう変化させることができるのか、問題を解決するために何をするのかなど、実例を出しながら分かりやすく解説して下さいました。
授業の後半では、デザイナーになるために
・就職活動の重要性
・業界について
・キャリアについて
を話して頂きました。
「これらはニーズを知るためにも必要なことです。ニーズを研究した上で、時代に合わせて自分の活躍できる場所を見つける必要があります。」
「そのためにも、自分のらしさや、強みを発揮できる仕事を探してください。」
デザイン業界を客観的に見られている下川先生の言葉は、就職を控えている学生にとって、自分は何ができるのかを考えるきっかけとなったのではないでしょうか。
授業終了後には、自分がしたいことについて質問や相談にくる学生もいました。
一人一人に丁寧に対応して頂き、自分の悩みを解決できるキッカケとなったようです。
自分を見つけ直す機会となる、密度の濃い時間となりました。
下川先生、菅沼先生、ありがとうございました。