秋山先生は、書籍、広告、雑誌、Web,パッケージ、CD、新聞など、幅広い媒体でイラストレーションを手がけ、国内、海外で作品を発表されています。

ニューヨークADC賞で受賞されるなど、多数の実績を残されています。

授業前半では、今まで手掛けられたお仕事について、解説して頂きました。

日本の『無印良品』でお仕事をされた作品が、世界各国の店舗に広がりをみせたり、

学生の頃から手掛けている『ちくてベーカリー』のイラストについてなど、一つ一つのお仕事について、詳しく話して頂きました。

特に印象に残っているのが、新聞小説のイラストです。

毎日発行されるため、イラストも毎日描かれていたそうですが、本好きな秋山先生は楽しみながら最終的には２０９話分のイラストを制作されたそうです。

 

授業の後半では、作品制作について、ご自身が学ばれてきたことと共に、お話し頂きました。

学生時代は、周りのレベルに圧倒されたそうですが、それに負けじと、勉強をしていたそうです。

「今のモノを見るだけで良くない。過去の流れがあって生まれたものだから、それを理解しないといけない」と言われた言葉を今でも覚えているそうで、色々と吸収することで引き出しを増やすことの大切さを学ばれたそうです。

展示の大切さについても教えて頂きました。

雑誌の編集者など、イラストレーターを探している人が展示会に来られているため、次の仕事に繋がったり、

自分の作りたいものを０から考えるきっかけとなるなど、コンスタントに展示をされている秋山先生ならではの経験談を語って頂きました。

展示経験の少ない学生にとって、貴重なお話を聞く機会となったのではないでしょうか。

秋山先生、菅沼先生、ありがとうございました。