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2021/7/16
【授業情報】居山浩二先生 特別講義

アートディレクターの居山浩二先生をお招きして、特別講義を実施しました。
聞き手は菅沼比呂志先生です。

居山先生は、プロダクト、空間デザイン、グラフィックと、幅広い領域でお仕事を展開しており、数々の賞を受賞されています。

 

今回の講義では、集英社『ナツイチ』のお話しを皮切りに、手がけられた数々のお仕事に関するエピソードをお話し頂きました。
多忙な出演者にもすぐに理解してもらえるよう入念な準備をされた『龍馬伝』や、
キャンドルを気軽に使ってもらうための様々な工夫を施した『倉敷製蝋』など、とても興味深いお話しの連続でした。
特に『JAGDA』のポスターに関するお話は、今まさに制作に取り組んでいる学生にとって、いい刺激になったのではないでしょうか。

居山先生から、
「結果が出ても、でなくても、それが糧になってくる。」
「やっているのと、やっていないのでは大きな違い。」
という言葉をもらい、学生のモチベーションも上がったのではないかと思います。

授業の後半では、マスキングテープ『mt』について、お話し頂きました。
日常での使用や展示会に留まらず、バスや船といった移動手段、宿泊施設やお城などにも装飾を施し、街を巻き込んで盛り上げるためのアプローチは、とても勉強になりました。
プロジェクトを展開している地域ごとに、色々なエピソードがあり、特徴をうまく取り込んで利用する空間づくりに学生もかなり興味をそそられたようです。

授業の最後には居山先生が影響をうけたデザイナーやアーティストについて何名かご紹介頂き、メッセージも頂戴しました。
「モノを作るとき、自分が何者というのが分からないと、マネで終わってしまうので、自分を理解することが大切だ。」

デザインの大きな可能性感じ、改めて自分を見つめ直すキッカケとなる授業でした。
居山先生、菅沼先生、ありがとうございました。